第47回 命令形について(1)
さて、命令形(felszólító mód, 先生によってはimperatívという人もいます)を勉強する日がやってきました。
ハンガリー語の命令形は英語などと比べるとちょっと作り方が難しいです。
(というより英語が簡単すぎるのかもしれませんが。)
また、ハンガリー語の命令形は、英語のそれとはかなり異なります。
まず何より面食らうのは命令形なのに人称変化があるということでしょう。
二人称の場合は問題ないと思いますが、一人称や三人称の場合とはどんな場合なのでしょうか。
最初はちょっとわかりづらいと思いますが、ハンガリー語の動詞の命令形は、その動作主が意志を持って
「何かをしようとする」という感じを表します。
ですから、一人称単数の場合は何かを申し出るような場合、つまり「〜ましょうか。」のような表現で使いますし、
一人称複数の場合は「〜ましょう。」のような表現のとき使います。
主語をmaga, önとした場合の命令形の場合は当然三人称にしなくてはいけません。
これ以外にも「先生は学生たちに自分の部屋に来るように言った。」などというような文を作った場合は
学生の動作である「来る」は命令形にしなくてはいけません。
ここまでお話しすると、多くの方は「単に人に指示するときだけではなく、はるかに幅広く使われる表現だ」ということにお気づきでしょう。
また、残念ながら(というべきか)母音調和の問題と定活用・不定活用の問題が存在します。
おまけに接頭辞のついた動詞の場合は通常分離します。(憶えていらっしゃいますか?)
それから形の上で特別なものもありますのでそれもちょっと注意が必要です。
以上のようなことがありますので、命令形の習得にはちょっと時間がかかると思います。
複数回に分けて説明しますのでどうぞよろしくお願いします。
命令形(不定活用)
今回は動詞の不定活用の命令形の基本的な形についてお話します。
命令形の作り方の基本は語幹の後ろに-jを入れ、その後ろに人称活用語尾を入れることです。
二人称単数の場合は-ál, -élをつけても、つけなくてもいいです。(普通はつけないほうが多いみたいです。)
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後母音語 |
前母音語 |
円唇母音語 |
語尾 |
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(Én) |
tanuljak |
beszéljek |
üljek |
-ak |
-ek |
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(Te) |
tanulj |
beszélj |
ülj |
(-ál) |
(-él) |
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(Ő) |
tanuljon |
beszéljen |
üljön |
-on |
-en-ön |
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(Mi) |
tanuljunk |
beszéljünk |
üljünk |
-unk |
-ünk |
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(Ti) |
tanuljatok |
beszéljetek |
üljetek |
-atok |
-etek |
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(Ők) |
tanuljanak |
beszéljenek |
üljenek |
-anak |
-enek |
たまたま今回の例は全部lで終わる単語でしたが、lの後ろにjがつくと、jjのような音、
つまりjの音がちょっと長くなるような音になります。
「座りなさい。」 Ülj
le!(ウイ・レ)
「立ちなさい。」 Állj
fel!(アーイ・フェル)
それでは今回はここまでということで。